クリニック経営で失敗しないために!保険診療と自費診療の戦略とは?
クリニック経営において、保険診療クリニックが自費診療を導入、反対に自費診療クリニックが保険診療の導入をする事例を聞くようになりました。
保険診療と自費診療のバランスは、収益性や患者満足度に直結する重要な要素である一方で、導入するリスクも伴います。
近年、美容クリニックを中心に低価格のクリニックが増加しており、自費診療をしても赤字を出しているクリニックもよく聞きます。
今日はそれぞれの導入リスクについて解説していきます。
保険診療から自費診療を始める際のリスク
保険診療を主とするクリニックが自費診療を導入する際、以下のリスクが考えられます。
マーケティングの未熟さ
自費診療では、SEO、MEO、SNS運用、広告運用など保険診療クリニックよりマーケティングが重要となります。
これらの知識が不足している場合、集客にはかなり苦戦します。
外部委託のリスク
マーケティングや必要なシステム、サービスを導入する際に外部に委託するという選択肢があります。
適切な業者を選定しないと、費用対効果が低くなる可能性があります。
提案資料が魅力的でも、自院に適合するかを慎重に判断する必要があります。
スタッフの協力体制や能力
新たなサービスを導入するにあたり、スタッフの協力も必要不可欠です。
サービスを導入したいがスタッフが反対している、導入をするのに開業医の手があかないためスタッフに頼みたいが、経験が乏しく導入が進まない。なんて声もよく聞きます。
自費診療から保険診療を始める際のリスク
自費診療を主とするクリニックが保険診療を導入する際には、以下のリスクが考えられます。
医療事務スタッフの確保
人事採用に関わる中で、医療事務スタッフの確保はなかなかハードルが高い!
AIの進化によって、保険診療における診療報酬の算定やレセプト業務についても一定のサポートが可能になってきていますが、完全な自動化にはまだ限界がありそうです。
AIを活用したレセプト管理システムは、診療報酬の算定を補助することができます。
例えば、過去のデータやガイドラインを基に、診療内容に応じた報酬額を提示することができるツールも登場しています。
しかし、診療内容や患者の状態に基づく微細な判断が必要な場合、最終的な判断は医師や医療事務スタッフに委ねられることが多く感じます。
(あくまでも私の見解なので、良いサービスがあれば教えてください♪)
診療報酬の理解不足
近年、「直美」という言葉が物議をかましていますが、AIは一定の範囲で診療報酬の算定をサポートできます。
しかし、医師が新たに導入した診療法や特殊な診断に関しては、AIが完璧に理解して報酬を算定することは難しいことがあるのではないでしょうか。そのため、依然として医師の診療報酬に関する理解が求められます。
保険診療の経験がない【直美】の医師が今後どのように対応していくのか、AIの進化と共にその動向が気になります。
混合診療の回避
保険診療と自費診療を同時に提供する場合の混合診療の回避については、AIがカルテや会計を自動的に管理するシステムは存在しますが、現実的には多くのクリニックではカルテをわけたり、手動での管理が依然として必要です。
両者にいえるリスクは?
新しいサービスやシステムを導入する際、内部に適切なディレクションができるスタッフがいないと、外部業者に全てを任せることになり、コストが増大する可能性があります。
医師や看護師、事務スタッフは、他社との取引やサービス導入の経験が少ない場合が多く、メリットやデメリットの評価が難しいことがあります。その結果、時間や費用がかかり、導入後に「思っていたものと違う」と感じることもあります。
まとめ
クリニック経営において、保険診療と自費診療の導入には、それぞれ特有のリスクと課題があります。
新しいサービスやシステムを導入する際は、内部スタッフの教育と適切な業者選定が重要です。
慎重な計画と準備を行うことで、これらのリスクを最小限に抑え、安定したクリニック経営を実現することが可能となります。
まずは、自分のクリニックが将来どうなりたいかを明確にし、流行に流されすぎず、常に時代に即した運営体制を築くことが求められます。
時代の変化に柔軟に対応し、進化し続けるクリニックを目指すことで、安定した運営と患者の信頼を得ることができるのです。 保険診療と自費診療の運営でお悩みの方はご相談ください。